人工芝の庭リフォーム費用はいくら?相場と選び方のポイントを解
庭を人工芝でリフォームしたい方にとって、まず気になるのは費用の問題です。人工芝には材料費や施工費など、いくつかの費用がかかります。この記事では人工芝の費用相場や選び方のポイント、施工方法について解説します。
人工芝の設置にかかる基本費用

人工芝の設置には、材料費と施工費という2つの基本的な費用が必要です。また、庭の広さによって総額は大きく変わります。ここでは人工芝にかかる費用の詳細を見ていきましょう。
材料費の相場金額
人工芝の材料費は、1平方メートルあたり2,000円から4,500円が一般的な相場です。材料費には人工芝本体の価格のほかに、下地材や防草シート、施工時に使用する釘などの副資材も含まれます。人工芝は品質によって価格が大きく異なり、安価な商品は色褪せや劣化が早い傾向があります。
防草シートも同様で、安価な製品は2~3年で破れてしまうことがあるため、耐久性の高い商品を選ぶことが重要です。材料の品質は見た目の美しさだけでなく、設置後の耐久性にも大きな影響を与えます。なお、最高級グレードの人工芝は1平方メートルあたり5万円から6万円程度と高価格帯となりますが、その品質は群を抜いています。
特殊な製法による自然な色合いと質感、20年以上の耐久性、優れた温度調整機能など、一般的な人工芝では実現できない特長を備えています。予算に余裕がある場合は、この最高級グレードの導入も検討する価値があるでしょう。
施工費用の相場
専門業者に依頼した場合の施工費用は、1平方メートルあたり3,500円から7,000円が相場です。この費用には雑草の除去や下地作り、防草シートの設置、人工芝の敷設といった一連の作業が含まれます。施工費用は地域や業者によって異なりますが、価格が安すぎる場合は施工品質に不安が残る可能性があるため注意が必要です。
庭の広さによる費用の変化
庭の広さによって人工芝の総費用は変わります。人工芝の材料費は1平方メートルあたり2,000円から4,500円、施工費用は1平方メートルあたり3,500円から7,000円が相場です。これらを合計すると、1平方メートルあたり5,500円から11,500円程度の費用がかかることになります。
失敗しない人工芝の選び方

人工芝を選ぶ際は、品質や用途、設置場所の環境を考慮することが大切です。ここでは失敗しない人工芝の選び方について詳しく説明していきます。
耐久性と品質の見分け方
人工芝の品質は、耐用年数に大きく影響します。一般的な人工芝の耐用年数は、7年から15年程度です。品質の低い製品を選ぶと、早期の色褪せや劣化が起こりやすくなります。
購入前には実際の商品サンプルを確認し、触り心地や見た目の自然さを確認することが大切です。安価な製品は劣化が早い傾向にあるため、長期的な使用を考えると、ある程度の品質は必要だと言えます。
庭の環境に合った素材選び
設置場所の環境に適した人工芝を選ぶことが、長期的な満足度につながります。日当たりの良い場所に設置する場合は、紫外線カット効果の高い素材を選びましょう。
また、水はけの悪い場所では、透水性の高い製品が適しています。特に、ペットを飼っている家庭では、排水性と清掃のしやすさを重視しなければいけません。ペットの爪による摩耗にも強い素材を選ぶと良いでしょう。
芝丈の種類と特徴
人工芝の芝丈は、主に20mmから40mm程度の範囲で選択可能です。芝丈が短いものは、歩きやすく、掃除もしやすいという特徴があります。一方、芝丈が長いものは、より本物の芝生に近い見た目と踏み心地を実現できます。ただし、長すぎる芝丈は倒れやすく、メンテナンスが若干難しくなる傾向があるため注意が必要です。
天然芝と人工芝の費用比較

人工芝と天然芝では、初期費用だけでなく、維持管理にかかる費用も大きく異なります。それぞれの特徴と費用の違いについて詳しく説明していきます。
初期費用の違い
天然芝と人工芝では、設置時の初期費用に大きな差があります。天然芝の場合、1平方メートルあたり2,000円から7,000円程度で、人工芝よりも材料費は安価です。しかし、天然芝を植える際は土壌改良や施肥など、入念な下準備が必要となります。
一方、人工芝は材料費が1平方メートルあたり2,000円から4,500円、施工費用が3,500円から7,000円となり、合計すると天然芝よりも高額になりがちです。ただし、人工芝は設置後の手入れにかかる費用が少ないため、長期的な視点で考える必要があります。
維持費用の違い
維持費用は天然芝と人工芝で大きく異なります。天然芝は定期的な水やりが必要で、特に夏場は毎日の水やりが欠かせません。そのため、水道代が年間を通して発生します。また、肥料代や除草剤代、芝刈り機の購入費用や電気代なども必要です。
一方、人工芝は日々の水やりや芝刈りが不要で、掃除や水洗い程度で十分です。たまに落ち葉や砂を掃除する程度なので、維持費用はほとんどかかりません。
劣化のサインと交換の目安
人工芝の買い替え時期は、実際の使用状況や環境によって異なります。外観の変化が買い替えを検討するサインとなり、色褪せや毛羽立ちが目立つようになった場合は交換時期が近づいていると考えて良いでしょう。
特に歩行が多い場所では、繊維が押しつぶされて回復しにくくなったり、部分的な摩耗が進んだりすることがあります。使用頻度の高いエリアから徐々に劣化が進むため、そのような場合には部分的な張り替えも可能です。メンテナンス時に人工芝の状態をよく観察し、機能や見た目が著しく低下した際には、買い替えを検討しましょう。
人工芝の費用を抑えるコツ

人工芝の設置費用を抑えるためのポイントについて説明します。費用を抑えながらも、品質と見た目の良さを両立させる方法を紹介していきます。
適切な時期の選び方
人工芝を設置する時期は、費用に大きく影響します。気温が安定しているため、一般的に春から秋にかけての施工がおすすめです。また、雨の少ない時期を選ぶことで、天候による工期の延長を防ぎ、余分な費用も抑えられます。
一方、冬は寒さのために接着剤が固まりにくく、作業の効率も下がるため避けた方が無難です。工事期間が長くなると、その分だけ費用も上がってしまう可能性があります。特に寒冷地では、地面が凍結して下地作りができなくなることもあります。
長持ちさせるメンテナンス方法
適切なメンテナンスを行うことで、人工芝の寿命を延ばすことができます。日常的なメンテナンスとして、落ち葉や砂などのゴミを定期的に取り除きましょう。汚れが気になる場合は、水で洗い流すだけでも十分です。ひどい汚れの場合は、中性洗剤を薄めた水で洗浄することもできます。
強いブラシがけや高圧洗浄機の使用は、人工芝を傷める原因となるため避けましょう。また、重いものを長期間置いたままにすると、芝が潰れて元に戻りにくくなるので注意が必要です。
まとめ
人工芝の設置費用は、1平方メートルあたり材料費が2,000円から4,500円、施工費が3,500円から7,000円が相場です。総費用は庭の広さによって変動しますが、10平方メートルの場合、5万円から13万円程度となります。初期費用は天然芝より高めですが、維持費用がほとんどかからないため、長期的には経済的と言えます。
株式会社イチマルでは、お客様のご要望に合わせた人工芝の施工を承っています。費用や施工方法について不明な点がございましたら、まずはお気軽にご相談ください。専門スタッフが丁寧にご説明させていただきます。
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