庭をリフォームして駐車場にする方法と費用・注意点
新しい車を購入したり、2台目の車を持つことになったりして、自宅に駐車場が必要になることがあります。「うちには駐車場を作るスペースがない」と思い込んで、すぐに月極駐車場を借りることを考える方も多いでしょう。
しかし、庭や門、塀などの外構スペースを見直してみると、意外と駐車場を作れる可能性があります。リフォームによって駐車場を作ることで、毎月の駐車場代を節約できるだけでなく、便利で使いやすい駐車スペースを手に入れることができます。
この記事では、庭をリフォームして駐車場にする方法や費用、注意点について詳しく解説します。
※ここで紹介する価格はあくまで目安であり、原材料費や人件費の変動により、実際の費用は異なる可能性があります。ご了承ください。
庭を駐車場にリフォームするメリット
庭を駐車場にリフォームすることには、いくつかのメリットがあります。
月々の駐車場代を節約できる
自宅の敷地内に駐車場を作ることで、月々の駐車場代を支払う必要がなくなります。月極駐車場を借りる場合、その費用を毎月支払うと非常に大きな金額になります。自宅に駐車場を作ることで、長期的には費用を節約できる可能性があるのです。
家の価値が上がる可能性がある
駐車場付きの家は、駐車場がない家よりも不動産価値が高くなる傾向があります。将来的に家を売却する際や賃貸に出す際に、駐車場があることで物件の魅力が増し、より良い条件で取引できる可能性があります。
便利で使いやすい駐車スペースが手に入る
自宅の敷地内に駐車場があれば、車の乗り降りや荷物の積み下ろしが楽になります。特に雨の日や荷物が多い時に、その便利さを実感するでしょう。また、自宅のすぐそばに車を置けるので、セキュリティ面でも安心です。
庭を駐車場にリフォームする際の工程
庭を駐車場にリフォームする際には、いくつかの工程を踏む必要があります。各工程について理解しておくことで、リフォームの全体像を把握しやすくなります。
既存の庭の撤去作業
最初に行うのが、既存の庭の撤去作業です。植木や花壇、石垣やブロック塀などがある場合、これらを取り除く必要があります。撤去作業には重機を使用することもあるため、専門業者に依頼するのが一般的です。撤去した後の廃材処理も、業者が行います。
駐車スペースの舗装
撤去作業が終わったら、次は駐車スペースの舗装を行います。舗装には主に砂利、アスファルト、コンクリートなどが使用されます。それぞれ特徴や価格が異なるので、予算や好みに合わせて選択します。舗装工事は車の重みに耐えられるよう、しっかりと地盤を固める必要があります。
必要な設備の設置
舗装が完了したら、必要に応じて各種設備を設置します。例えば、カーポートやガレージを設置する場合は、この段階で工事を行います。また、夜間の利用を考えて照明を設置したり、防犯のためにフェンスやゲートを設置したりすることもあります。
庭を駐車場にリフォームする費用の目安
庭を駐車場にリフォームする際の費用は、工事の内容や規模によって大きく変わります。ここでは、主な費用項目とその目安について説明します。
撤去費用について
既存の庭を撤去する費用は、庭の状態や規模によって異なります。ブロック塀の撤去費用は、平米単価5,000〜1万円ほどが目安です。植木の撤去費用は、3m×5m程度のスペースで15〜20万円程度が目安となります。
石垣や庭石などの撤去費用は、1kgあたり20〜40円ほどです。業者によっては植木の撤去を1本あたりの単価で設定しており、その場合1本5,000〜3万円程度が目安です。
舗装費用について
舗装の費用は、使用する材料や面積によって変わります。砂利舗装が最も安価で、1台分のスペースで4万円程度からです。アスファルト舗装は1台分で10〜15万円程度、コンクリート舗装は25〜40万円程度が目安です。インターロッキング舗装は、25〜35万円程度かかります。
設備設置費用について
カーポートを設置する場合、35〜45万円程度の費用がかかります。より本格的なガレージを設置する場合は、100万円以上の費用を見込む必要があります。また、フェンスやゲートの設置費用も別途必要です。チェーンポールなら10〜40万円程度、電動シャッターなら70万円以上かかることもあります。
駐車場リフォームの種類と特徴
駐車場リフォームにはいくつかの種類があります。それぞれの特徴を理解し、自分のニーズに合った選択をすることが大切です。
オープンタイプの駐車場
オープンタイプの駐車場は、最もシンプルで費用を抑えられる選択肢です。舗装のみを行い、屋根や壁は設置しません。費用は10〜15万円程度からです。
防犯対策としてチェーンポールを追加する場合は、さらに5万円〜10万円程度かかります。このタイプは最も安価に駐車スペースを確保できますが、車を雨や雪、日差しから守る機能はありません。
カーポートタイプの駐車場
カーポートは屋根と柱で構成される駐車場です。北海道では積雪に耐えられる強度のパネルを設置する必要があるため、設置費用は50万円からとなります。雨や雪、紫外線から車を守ることができます。
愛車の外装や内装の日焼けを防ぎたい方には、しっかりと影ができる屋根タイプがおすすめです。また、積雪地域ならではの利点として、冬季の雪かき作業を軽減できる点も魅力です。
ガレージタイプの駐車場
ガレージは、屋根と3方向以上の壁で車を囲む駐車場です。車をしっかりと保護できますが費用が最も高く、90万円以上の費用がかかります。建築確認申請が必要になるケースもあるため、設置完了までに時間がかかることも考慮しましょう。
庭を駐車場にリフォームする際の注意点
庭を駐車場にリフォームする際には、いくつかの重要な注意点があります。これらを事前に確認し、対策を立てることで、トラブルを避けることができます。
法律や規制の確認
駐車場を設置する際には、地域の法律や規制を確認する必要があります。建築基準法や都市計画法などの規制があり、これらに違反すると工事をやり直さなければならない可能性があります。特にガレージを設置する場合は、建築確認申請が必要になることがあります。
排水対策の重要性
駐車場を設置すると、雨水の流れが変わることがあります。適切な排水対策を行わないと、水たまりができたり、近隣に迷惑をかけたりする可能性があります。舗装の際に適切な勾配をつけたり、必要に応じて排水溝を設置したりするといった対策が必要です。
周辺環境への配慮
駐車場の設置により、近隣住民に影響を与える可能性があります。例えば、車の出入りによる騒音やライトの光が気になることがあります。周辺環境に配慮したデザイン、必要に応じて遮音壁や目隠しフェンスを設置する、といった対策を検討しましょう。
費用を抑えるコツと助成金について
庭を駐車場にリフォームする際、費用を少しでも抑えたいと考える方も多いでしょう。ここでは、費用を抑えるためのコツと利用可能な助成金について説明します。
必要最小限の設備から始める
予算に余裕がない場合は、必要最小限の設備から始めることをおすすめします。例えば、最初はオープンタイプの駐車場にし、後からカーポートを追加するなどの方法があります。また、舗装も最初は砂利にし、後からコンクリートに変更することも可能です。
利用可能な助成金や補助金を探す
地域によっては、駐車場設置に関する助成金や補助金が用意されていることがあります。例えば、ブロック塀の撤去に対する補助金や緑化に対する助成金などがあります。自治体のホームページなどで情報を確認し、利用可能な制度があれば積極的に活用しましょう。
北海道釧路市およびその周辺地域で、庭リフォームの際に利用できる補助金があるのか知りたいという方は、ぜひ当社までお問い合わせください。ご相談は無料です。
まとめ
庭を駐車場にリフォームすることで、便利で使いやすい駐車スペースを手に入れることができます。月々の駐車場代の節約、家の価値向上といったメリットもあります。
リフォームの工程には、既存の庭の撤去、舗装、必要な設備の設置などがあり、費用は工事の内容や規模によって大きく変わります。自分のニーズに合ったものを選ぶことが大切です。費用を抑えるコツや助成金の活用も検討しましょう。
北海道釧路市およびその周辺地域で、庭を駐車場にリフォームしたいとお考えの方は、株式会社イチマルへご相談ください。豊富な経験と専門知識を活かし、お客様のニーズに合わせた最適なプランをご提案いたします。
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